スポーツ産業の意義(1)-2

スポーツ産業

スポーツ産業は、心と体に(感動と体感)に向けて行われるサービス業である

コトラーは、サービス業はホテルやレストランに限らず、どのような事業を行っていても、顧客に奉仕する気持ちを忘れてはならないと説いています。

当然、スポーツ産業についてもこのことが当てはまります。特にスポーツは、心と体に向けて行われる代表的なサービス業です。

「運営」側が真摯な気持ちを持ってサービスを提供すれば、「参加者」「観戦者」は、その経験を好ましいものとして記憶し、再び、スポーツに参加、観戦しようと思うはずです。

高校野球などのように全力でプレーする大会では、観客も懸命に応援しますし試合から多くの感動を得ます。

またグランド上の高校球児自身は、プレーヤーとしての体験を得ることになります。

もちろんコトラーが指摘するように、製品やサービスは、もともと購入者に利益や恩恵をもたらすもので、それ自体は珍しいことではありません。

しかし、スポーツ産業ほど心と体に直接的で、かつ瞬間的に影響を及ぼすサービス産業は、他に類を見ません。

スポーツは、人格形成に影響を与える教育産業である

スポーツ産業は、どちらかといえば、「レジャー」というイメージが強いかもしれません。

しかし筆者は、スポーツは、立派な教育産業であると考えています。

武道では、「礼に始まり礼に終わる」といわれるように、非常に礼儀を重んじます。

また他のスポーツでも、一部の少年野球チームで見られるようにチームメイトとの連携を図り、互いを思いやり、指導者を敬い、ときには後輩に指導するといった、ある種の教育のサイクルが確立している場合もあります。

また、自分に厳しくすることや目標に向かって努力すること、相互のコミュニケーションを大切にするなどの人格形成においても、スポーツは大きな役割を果たします。

スポーツは社会に大きな影響を与える社会貢献事業である 読者の皆さんに確認しておきたいことは、「スポーツは社会貢献事業」である、というこ...