スポーツツーリズムとは、:社会事業の7つの視点

スポーツツーリズム

スポーツツーリズムとは、

最近、観光振興の新たな形態としてスポーツツーリズムが注目されています。

スポーツツーリズムという言葉は、これまで一般の人はもとより、観光業や旅行業に従事する人たちとっても、一部の研究者を除いてなじみの少ない言葉でした。

近年、北米を中心に発展してきた「スポーツ・マネジメント」の研究が、日本でも研究の学術的浸透により、その一分野としての「スポーツツーリズム」が知られるようになりました。

スポーツツーリズムの、一般的な名称はというと「スポーツ旅行」「スポーツツアー」です。

もう少し限定的な名称で、スポーツ観戦や応援を主目的とするいわゆる「○○観戦ツアー」や「○○応援ツアー」という商品シャンルも存在します。

大リーグ観戦やサッカー日本代表応援ツアーなどの旅行商品がこれらにあたります。

旅行形態としては、主な目的であるスポーツと1泊以上の宿泊が一体となっていることだと理解した方がよいでしょう。

例を挙げると、ゴルフやスキーなどのレジャー色の強い旅行や観戦ツアー・応援ツアーなどの旅行、チーム遠征やチーム合宿などもすべて「スポーツツーリズム」の範疇となります。

日帰り旅行スタイルのスポーツイベントも含めて考える場合もありますが、ツーリズム(tourism)の意味からすると、観光事業への波及効果も少ないため「スポーツツーリズム」と分けて捉えた方が理解しやすいでしょう。

この他、大規模なスポーツイベント(オリンピックやワールドカップなど)の運営スタッフとして大会期間中、他の地域から参加する人達も旅行と考えると

「スポーツツーリズム」といえます。

このほか、スポーツビジネスやスポーツに関する各種技術などを学ぶ「研修旅行・視察旅行」もまた、スポーツツーリズムです。

言い換えると、スポーツを主体とした移動行動(旅行)を、総じて「スポーツツーリズム」と呼ぶことができます。

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