スポーツツーリズムの分類:社会事業の7つの視点

スポーツツーリズム

スポーツツーリズムの分類

スポーツツーリズムは、個人参加型向けの企画とチーム・団体、運営スタッフやスポーツイベント自体の旅行手配を統括して行う場合に分類することができます。

旅行会社としての業務スタイルやノウハウはまったく異なり、団体包括型の旅行会社がチーム遠征と同様にファンへの顧客サービス的要素の高いツアーを企画する場合、注意が必要です。

旅行会社は、規模の大小にかかわらず自社の得意分野をよく把握した上で、企画することをおすすめします。

このことも自社の現状を知り、マーケティングといったことといえます。

では、個人型と団体包括型について少し説明します。

1 個人参加型スポーツツアーとは

個人参加型のスポーツ旅行は、大きく分けて次の4つの種類に分けられます。

❶スポーツを「する」❷スポーツを「観る」❸スポーツを「習う」❹スポーツを「学ぶ」

❶スポーツを「する」

「する」というツアーコースは、皆さんもよく知っているゴルフ、ダイビング、

マラソン、スキーなどです。

レジャー系のスポーツを旅行の主な目的としたもので、近年人気のハイキン

グやトレッキングも含まれます。

❷スポーツを「観る」

「観る」は、単純に「観戦ツアー」や「応援ツアー」です。

サッカー日本代表応援ツアーや大リーグ観戦ツアーは周知のとおりですが、F1やMoto GPなどのモータースポーツやNBA、NFL、ラグビーの人気チームをホームやアウェイで観戦することを主としたツアーです。

❸スポーツを「習う」

「習う」は、レッスンツアーやクリニック、キャンプなどの個々のレベルアップのために参加することを主とした企画ツアーをいいます。

❹スポーツを「学ぶ」

「学ぶ」は、プレイヤーとしてではなく、運営について学ぶことを主としたツアーで「○○研修・視察ツアー」といったツアーです。

例としては、スポーツの運営・ビジネスを学ぶ人や、トレーナーなど向けの内容で企画され、スポーツ・マネジメントやスポーツビジネスなどに従事する人や学生などの、学ぶ人向けのツアーです。

2 団体包括型スポーツツアーとは

この旅行形態は、事前に企画せずにチーム・団体、運営スタッフなどの要望を受け手配していく旅行です。

❶チームや団体の遠征

❷チームや団体の合宿

❸国際大会への参加

❹イベントの旅行関連を総括

❶チームや団体の遠征

プロチーム公式戦の遠征や各種スポーツ団体・チームの試合交流など。

❷チームや団体の合宿

プロチームや各種スポーツ団体・チームの強化合宿など。

❸国際大会への参加

ワールドカップやオリンピック日本代表などの渡航手配。

❹イベントの旅行関連を総括

日本開催の各種スポーツ大会への関係や参加者の宿泊・交通などの手配。

簡単には上記のようなことですが、まだスポーツツーリズムについては深くは知られていないようです。

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