スポーツ産業と職域:社会事業の7つの視点

スポーツ職業

スポーツ産業の職域の開発

これは、日本おけるスポーツは、企業スポーツや学校スポーツ・体育、その他オリンピックなどの国際大会を契機に大きく発展した結果、スポーツ自体は大きく普及・発展してきました。

本来は、普及・発展と共に指導者や組織運営を行う経営者なども、いわゆる職業人としてのプロフェッショナル化が必要です。

しかし、現実には、日本国内においては一部を除き、そうはなりませんでした。

オリンピック運動の創始者であるピエール・ド・クーベルタンが、スポーツ活動における報酬の弊害を大きく取り上げ、報酬を得ること以外のスポーツの価値を提唱しました。

その考え方として挙げられた「参加することに意義がある」といったことや、「スポーツによる自己確立」などに重点が置かれた結果、報酬を得ないアマチュアスポーツと職業人として報酬を得るプロスポーツに、大きく分かれたと推測します。

この提唱の主な解釈として、スポーツを職業とせず、報酬も受け取らないというアマチュアスポーツの考え方が浸透している影響もあり、一部を除き職業としてのスポーツ従事者が少なく、また職域の開発も遅れています。

これら一連の流れもあり、現在のスポーツの運営に関しては、ボランティアで行うという考え方が根強いのではないかと考えられます。

一般にボランティア精神といわれています。

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