ステークホルダー|メディア・情報配信事業者(2)-2

取材

メディア・情報媒体での対応について

出場時や取材時の姿勢も重要です。

選手の人気が上がってくれば、メディアでの露出も多くなっていきます。

組織や団体としての対応は当然ですが、取材を受ける選手の姿勢や対応が選手個人のみならずチームの人気を左右する場合も多いです。

特に映像を通して伝わるテレビなどの場合、話し方や立ち居振る舞い、服装、視線の配り方、洋服の着こなし方など様々な要素に気を付けなくてはなりません。

仮に良い内容を話していたとしても、ずっと下を向いて小声でぼそぼそとしゃべっていては、印象が良くありませんし、これらがきちんとできても服装や身なりがだらしなければ、やはり印象はよくなりません。

メディアに登場する人間は、自分自身が評価されることはもちろん、所属しているチームひいてはそのスポーツ自体をも評価されることになることを忘れてはいけません。

服装や態度が不適切ということで、批判を浴びたり、逆に実力もさることながらインタビュー等での受け答えのさわやかさが話題となり、ファンを一気に増やすことに貢献します。

メディアというとテレビなどのマスメディアだけを意識する傾向がありますが、ブ ロ グ、facebook、twitterの 他、YouTube、等の動画投稿サイトといったソーシャルメディアの影響も視野に入れておく必要があります。

米国の4大スポーツの一つであるアイスホッケーリーグ(NHL)では、ニューヨークを拠点とするニューヨーク・アイランダーズのように、審判を批判しない、負けた言い訳をしない、ファンへのメッセージを必ず入れるなどをルール化しているチームもあります。

このような取り組みはこのチームに限らず、多くのチームで当然のように行われています。

米国は、チームからの報酬よりもスポンサーからの収入やグッズの売上のロイヤリティが収入の大半を占めるスポーツ選手も比較的多く、自分の「値段」を強く意識しなければならないという事情もあるのでしょう。

最近の傾向としては、インターネットの普及によりテレビを見ない人が増え、インターネットで試合の結果や内容のみを見る人が増えているため、試合や大会日程をネットで閲覧できるようにしたり、プレスリリースなどの際に、記者会見を動画配信する機会も増えています。

また放映権料の収入の確保や強化のために、YouTube等への動画配信の強化と共に臨場感のある3D映像に力を入れるリーグも出てきています。

すでに米国の一部では、映画館などで有料にて3D映像による試合上映を行っているケースもあります。

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