シップの形成
スポンサーシップとは、組織や個人が行う活動やイベントなどに資金や物資を提供することを指します。
直接的な意味で資金源となるため、スポンサーシップの形成は、スポーツ組織にとって非常に重要な課題です。
スポンサーシップの形成で考えておくべきことは、互いにWin-Win(共存共栄)関係を築くことです。
そこでスポンサー企業にメリットをもたらすための様々な方策が必要となります。
互いにパートナーとして尊重し合い、協働して共存共栄の道を開くといったイメージです。
例えば、オリンピックのオフィシャルスポンサーとして30年あまりが経つマクドナルドはオリンピック村にも出店しています。
たんに巨額の資金を提供するだけでなく、各国の選手が集まり国際大会を通じてマクドナルドの製品を宣伝する良い機会ともなっています。
スポンサー企業とのリレーションシップの構築の一例を挙げると、プロ野球チームのソフトバンクホークスです。
同チームでは、「ホークスパートナーズ」というスポンサー企業の組織体を作り、パートナー企業には、自社をオフィシャルスポンサーと呼べる呼称権利、ソフトバンクホークスの公認ロゴの使用権などの特典が付与されます。
そのほか出資プランに応じて、ヤフードーム内での企業名のネームプレート掲示、公式戦のチケットやホークスグッズなどの特典が付与されます。