マーケティングプロセスとPDCAサイクル
イベントに限らず、どんなマーケティング活動でも基本的にこの手順にのっとって行えば効率良くきちんと進めることができます。
この手順を「PDCAサイクル」といいます。
PDCAとは、Plan(計画)Do(実行)Check(検討)Act(改善)の頭文字をとったものです。
マーケティングプロセスとは、マーケティングを行う手順のことで、段階により多少異なりますが、取り組みの順序としては、基本的な流れがあります。
例えば、あるスポーツチームが、ファンイベントを行うことになったとしましょう。
まず、イベントの日程そして会場を決めなくてはなりません。
一般には、普段利用しているグラウンドや体育館などということになるでしょう。
またイベントを遂行するにはどのくらいの人員が必要かを考えなくてはなりません。
さらに、ファンを楽しませるためにどんなアトラクションやゲームを行うかなども考えます。
また舞台や客席などの設定や配布物などがある場合、その手配はどうするか、それらにいくら費用がかかるか、といった計画を立てることになります。
そして、計画に沿ってイベントの準備を進め、当日の実行となります。
イベントが無事終了したあとも、メンバーや協力者、場合によってはオブザーバーなどを交えてイベントまでの計画、準備、そして実行などについて評価を行います。
例えば、小さな子どもでも参加できるイベントを行うべきだったとか、来場者の誘導に手間取ったとか、この部分にもう少し人員を増やした方が良かったなど、いろいろと意見が出てきます。
そして、次回のイベントを行うときに、そこで出された意見をもとに改善し次に活かすというわけです。
は、マネジメント手法の一つで、マーケティングに限らず、様々なプロジェクトを進める際に利用されます。
なぜ「サイクル」と呼ばれるかといえば、一つのメインイベントが終われば終 了というものではないからです。
その後も見直しを行い、改善した後に再び計画 段階に入る、というように何度も同じ手順を繰り返していくのです。
そのため、その業務の計画から見直しまでを何度も繰り返し行って改善していくことを「PDCAサイクルをまわす」などということもあります。
また、PDSサイクル(Plan →Do →See)という場合もありますが、最近は一般的にPDCAサイクルが利用されています。
これを図にすると、次のようになります。
PDCAサイクル